恩田陸

【Q&A】恩田陸

Q&A
2月11日祝日の午前2時過ぎ、大勢の客で賑わう東京郊外の大型ショッピングセンターで、死者69名・負傷者116名の大事故が起きた。
大きな事故だったにも関わらず、ショッピングセンター内では火災その他の事故の原因となるようなものは何も見つからなかった。
この事故に関係するひとりひとりに、質問者が事故当日について質問していく。
この質問者は、事故原因を調査しているということ以外、所属する機関も、最終的な目的も分からない。「ここで話したことが外に出ることはありません」と約束はするが、あとは不明なままなのだ。
推測を重ねながら、回答者のなんでもない話にぞっとさせられる。
ラストはこれ?という終わり方だったが、謎がとけたようなとけていないような気持ちが続いていて、今、この話を思い出してみても、それがかえって怖い。
(2010.10月15日読了)

恩田陸

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【黒と茶の幻想】恩田陸

黒と茶の幻想

大学の同級生だった4人の男女が、40歳を前に、Y島への3泊4日の旅に出る。
4人それぞれに、過去の出来事の中に「解き明かしたい謎」があり、
その謎解きを軸として話がすすむ。
「利枝子」「彰彦」「蒔生」「節子」 4人の登場人物の名前で章立てされていて、
それぞれの視点から、謎が語られる。

過去の出来事を他のヒトから聞いたとき、
「え〜!!そうだったの〜?」と意外な事実にびっくりすることがあるけれど、
これは、そんな話。
Y島(おそらく屋久島)の自然描写を読みながら、そんな「過去話」の面白さを堪能。
ちょっと長すぎるかな〜と思う頁数ですが、だらだら優雅な気分に浸れるのがオツです。

恩田陸

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【クレオパトラの夢】恩田陸

【クレオパトラの夢 (恩田 陸)】
【MAZE (メイズ)】の、主人公・神原恵弥が、その後、日本のH市で遭遇する事件が描かれた作品。
恵弥を気に入っていたヒトには、かなり嬉しい一冊。
【MAZE】ほど、ダイナミックな舞台ではないけれど、北国・H市の旅情あふれる描写が良かったです。

それにしても、製薬会社の研究員ってのは、タイヘンなお仕事です!
まるで、ゴルゴ13…。

(さらに…)

恩田陸

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【夜のピクニック】恩田陸


【夜のピクニック (恩田 陸)】
この本のことは知っていたけれど、あの【MAZE】と同じ作者なのは意外でした。
で、読んでみたというわけです。

「夜のピクニック」では、高校生が、
夜を徹して80kmの道を歩く(そして走る)という全校行事が題材となっていますが、
ぴーΨさんと私の高校では、「金時山」登山っていうのがありました。
下山の急な下り坂で、ちょっと走ってみたところ、止まらなくなり(危険行為)、
私はそのまま崖から落ちそうになったんですが、
すんでのところで、ぴーΨさんに腕をつかんでもらったんだよね。
懐かしいね!
高校の歩く行事は、のちのちの友情に大きな効果があるんだねー

恩田陸

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【MAZE】恩田陸



アジアの西の果て、国境近くの荒野、ヒトが近づくことも稀な谷間の奥、
巨大な白い矩形の建物が、ある。
入り口は、ひとつ。中に入ると、一本の道が迷路のように続いているだけ。
かつて、その中に入った何人もの人間が謎の失踪を遂げており…

その出だしが、たまらなくワクワクいたします〜

で、その建物の謎に挑む4人の若者が、という話。
最後、謎が解けたか、というあたりで、「???」と肩透かしをくらう。
オカルトちっくなラスト。
え?それでいいの?と思ってしまいましたが、
それはそれなりに、いいのかもしれませんね。

恩田陸

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