森見登美彦

【森見登美彦の京都ぐるぐる案内】森見登美彦

京都ぐるぐる案内
神社仏閣だけではない京都の旅がしたい人には、うってつけの本。
京都って町は、町なかをふらふらするのも、とても楽しいのだ。
あちこちの街角や名所、店に出没する森見さんの写真もかわいらしい。
慣れないことをやってみましたって感じがいい。
ガイドブックとしては読む部分が多いし、写真もきれい。
次回京都に行くときは、ぜひ、お供に連れて行きたい。

(2011.読んだ時期が不明となってしまいました;)

森見登美彦

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【ペンギン・ハイウェイ】森見登美彦

ペンギン・ハイウェイ
『ぼくはたいへん頭が良く、しかも努力をおこたらずに勉強するのである。
 だから、将来はきっとえらい人間になるだろう。』
出だしはこうである。大学生じゃないようだ。しかも腐れていないぞ…?
主人公のアオヤマくんは小学4年生。海辺の町まで2時間かかる新興住宅地に住んでいる。
アオヤマくんは、日々、色々な研究をして、それをノートにまとめている。
ある朝ナゾのペンギンの集団が現れ、アオヤマくんは、友だちのウチダくんとペンギンがやってきた道を探しにでかける。
ねじれた異空間が出現する、SFテイストなファンタジー。
歯科衛生士のお姉さんに恋をして、お母さんのおっぱいとお姉さんのおっぱいに対する気持ちの違いに悩む小学生の日常?のような、非日常?のような。
アオヤマくんは、探検をして、研究をして、恋をして、成長する。
【恋文の技術】に登場する間宮少年も小学4年生だったっけ。
アオヤマくんたちの探検に小学生だったころの夏休みを思い出す。
果てしなく続いていくような夏の情景、いいもんだなあ。
(2010.6月28日読了)

森見登美彦

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【宵山万華鏡】森見登美彦

宵山万華鏡
京都祇園祭、宵山。
どこまでも続く露店の灯、行き交う人々の熱気、街ごと呑み込む喧噪。
ノンキに浮かれ歩いているうち、ふっと異界に連れてゆかれ、、、

宵山姉妹/宵山金魚/宵山劇場/宵山回廊/宵山迷宮/宵山万華鏡
6編それぞれの語り手が、宵山の夜の中でつながっている。
迷子の幼い姉妹、大仕掛けのバカバカしい悪戯、
宵山の1日から脱け出せなくなるタイムパラドックス、
祭りの雑踏のなかで娘を失った父親。。。
雑踏、熱気、行き先を見失う不安、、、 祭りの夜が、凝縮されています。
日常と異界のあいまいな境界線、【きつねのはなし】に近い印象です。

ここに登場する乙川と、伊坂幸太郎【砂漠】の西嶋、似てませんか??
超マイペース人間。 時代は、彼らを求めている?
「宵山金魚」の藤田くん、なんて贅沢な宵山の夜。うらやましーい。
(2009.7月19日読了)

森見登美彦

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【恋文の技術】森見登美彦

恋文の技術
京都の大学から、うらさびしい能登の実験所に飛ばされた守田一郎。
意中の乙女に想いを伝えるため、
ひいては「恋文代筆業」にてベンチャー企業の創業者たる将来の布石を打つため、
「文通武者修行」をはじめる。
全編にわたる守田一郎くんの手紙。手紙を通して次々と起こる事件を読んでいく。

ふはは、と笑える森見節、健在なり。
守田一郎は、果たして「恋文の技術」の会得に至るのか!
至らないだろう、と思っていたら、なんと、会得してしまうのですよ。
読み終わると、誰かに手紙を書いてみたくなります。
メールじゃなくてね。 それは、、、読んでみてのお楽しみでありましょう。
「いいこといった」?
(2009.5月4日読了)

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【きつねのはなし】森見登美彦

きつねのはなし
疎水、竹林、奥に深い造りの家… 京都に潜む魔物があちらこちらで顔を覗かせる、
ちょっとホラーな四つの物語。
あいまいなオチが、物語の魔物をそのまま日常に溶けこませている。
魔物はどこの町でもいるような気がしますが、ここに登場する魔物は、いかにも千年を超えた町に棲むものらしい。

四つの物語は直接つながりはないけれど、胴の長い狐に似た魔物、小さな柿にとぐろをまく龍の根付などが、話の端々にひょっこり出てくることで、少しずつリンクしている。
森見氏の小説全体でも、ちょっとしたキーワードがつながっていくことで、摩訶不思議な京都を作り出していますね。

竹林に囲まれた、仄暗い古い屋敷の奥で、不思議な取引を重ねる天城氏の、
冷酷で寂しげなセリフが印象に残りました。
(2009.1月26日読了)

森見登美彦

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