湊かなえ

【少女】湊かなえ

少女
前作【告白】で昨年注目度の高かった、湊かなえ氏の第2弾。

中学時代に起きた出来事で、心に深い傷を負っている2人の女子高生。
新しく仲間に加わった少女の、親友の自殺を目の当たりにしたという告白から、
彼女たちは「人が死ぬ瞬間を見たい」と願うようになる。
夏休み、2人は「死の瞬間」を求め、老人ホーム・小児病棟のボランティアに。

前作同様の暗い滑り出しが、途中から「青春友情物語」に突き進み、
最後はどん底に暗転して終わる、、、 湊かなえ氏に爽やかな読後感はありません。
リアリティに欠けるほど伏線をはりまくり、それが徹底しているのが面白い。
どの人物がどうつながり、どういう結果を導きだすのか…
展開をを追って、イッキ読みです。
(2009.2月28日読了)

湊かなえ

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【告白】湊かなえ

告白
3学期の終業式の日、中学1年生の担任教師が、今日をもって退職することを生徒たちに告げる。
1ヶ月前、彼女の4歳の娘が校内のプールで水死したという事故があり、
生徒たちは、退職はそのためなのか、と問う。
「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
衝撃の告白。その後、章を追うごとに、彼女の本当の目的が明かされていく。

怖い…と思わせる小説には、超常現象・異常人格者などが登場するものと、日常的なものが少しずつ掛け違えていくことで恐ろしい事になっていくという、ふたつのパターンがある。
この小説は後者。
中学生を取り巻く、どこにでもいそうな人たちが、少しずつ破綻を生み出していく。
私自身、この年頃の子どもがいるせいもあってか、ひとり語りの心理描写があまりにも身近に感じられて辛かったです。
作者の湊かなえ氏は、これがデビュー作とのこと。
ちょっとしたセリフの端々で震え上がらせる筆力。凄いです。これから楽しみです。

この本は、以前【悪童日記】を紹介してくれた、Mさんからお借りしました。
モデルさんのような若くて美しいMさん、本の趣味はなかなかブラックです。
これも面白かったー!またいい本があったら、教えてくださいね!
(2008.10月22日読了)

湊かなえ

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