万城目学

【ザ・万遊記】万城目学

ザ・万遊記
【鴨川ホルモー】【鹿男あをによし】【プリンセス・トヨトミ】などのヒット作をとばす万城目学氏のエッセイ集第2弾。
読者を喜ばせるサービス精神満載。さすが大阪人、ホンマ楽しませてくれるわ〜。
ネタ作りにやったわけではなかろうが、『湯治と観戦』の章の取材の最中、氏はフットサルの試合でアキレス腱全断裂の大けがを負う。ノンキな温泉めぐりは一転してホンキの湯治に…。
この波瀾万丈の『湯治と観戦』のほか、『今月の渡辺篤史』や読書録、ちょっと気になる森見登美彦氏との交流など、とにかくめいっぱい。ちなみに「観戦」はサッカーの試合。サッカー好きの人はもちろん、そうでない人にも面白い。
井上靖「洪作三部作」のところは特に笑った〜
私はこの洪作シリーズは「夏草冬濤」からかなりウケたのだけど、これって関東人の笑いなのかしらん。
司馬遼太郎の考察もなるほど納得!でした。
(2010.12月11日読了)

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【かのこちゃんとマドレーヌ夫人】万城目学

かのこちゃんとマドレーヌ夫人
かのこちゃんは、小学1年生。
マドレーヌ夫人は、ある日ふらりとやってきたアカトラの猫。
かのこちゃんの家の飼い犬・玄三郎と夫婦になり、マドレーヌ夫人となる。
マドレーヌという名前は、かのこちゃんが、焼き菓子の色に似ているからと命名した。

小学一年生の女の子の、ほのぼのとした日常。
出会うことと、別れること。
心がなごむ世界に、ページを繰るに従って、終わりがくるのがさびしくなるような、
いつまでも浸っていたい気持ちになります。

鼻てふてふ、ふんけーの友、大きめの茶柱など、子どもが好きなコネタも溢れています。
かのこちゃんのお父さんは、むかし鹿と話をしたことがあるそうです。
(2010.3月1日読了)

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【プリンセス・トヨトミ】万城目学

プリンセス・トヨトミ
大阪に派遣された会計検査院の3人の調査をきっかけに、5月末日午後4時、大阪の機能が全停止、「大阪国」が、その秘密を守らせるべく、姿をあらわした。
なぜ、200万人の大阪の男たちは、徳川開幕以来400年間その秘密を守り続けてきたのか。 父から息子へ、一生にたった一度だけの許された時間のなかで、引き継がれていくの秘密だからなのか。。。

大阪を舞台にした、スケールの大きなほら話。
「大阪」ならではですね。それ以外の舞台はありえない。
いや、これは、もしかして、ホントの話なんですか?

調査官・ミラクル鳥居の、ミラクルっぷりなどなど、どの登場人物も、
大笑いしながら、応援したくなります。
(2009.8月21日読了)

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【鴨川ホルモー】万城目学

鴨川ホルモー
得体のしれないサークル「京大青竜会」の新歓コンパにもぐりこんだ、新入生の安倍。
食べて呑んだらサヨウナラ、のつもりが、同じく新入生の美女に一目惚れ、入会を決めてしまう。
2ヶ月が過ぎた祇園祭宵山で、ついに明かされるサークルの正体。「ホルモー」とは…

続編の【ホルモー六景】を先に読んでしまい、ホルモーの正体を知っていたので、
何も知らずに読んでいたら、どんな読み心地だったかと思うとちょっと残念なことをしました。
でも、後半に進むにつれて、話にぐんぐん引き込まれていきました。

【鹿男あをによし】もそうだけれど、登場人物にじわっ〜と愛着が湧いてきます。
ホルモーによって引き起こされる怪異も、いかにも京都らしい。
続編の【ホルモー六景】と話がうま〜くつながっていて、
ホルモー競技中のアクシデント(?)で、ちょんまげ頭になってしまった高村くんが得たものとか、
あ、うまいな!と嬉しくなります。

ちょっとネタバレ【ホルモー六景】のレビューはこちら (2008.9月15日読了)

【鴨川ホルモー】関連の記事が読めます >>[鴨川ホルモー] ブログ村キーワード

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【鹿男あをによし】万城目学

鹿男あをによし
『神無月だ。出番だよ、先生』
教師として赴任した奈良で、いきなり鹿から話しかけられる「先生」。
古代大和の歴史が絡んだファンタジー、一風変わった学園小説としても楽しめます。

ドラマでは、綾瀬はるかが「藤原先生」として、いい味を出していましたが、
原作では、「豆顔」の男性。 かりんとう好きは同様で、しかも小説の「かりんとう」は、
藤原先生の奥さんの手作り。 家で作れるんですね…!

一見ハチャメチャなコメディタッチの流れですが、
言葉を話す鹿の謎、大和時代から受け継がれる「目」など、しっかりした設定。
「卑弥呼」の存在にこだわり続ける「リチャード」など、人物の描写も確かです。
ドラマを先に見て、内容を知ってから読みましたが、充分に楽しめました。
(2008.8月20日読了)

【2008夏 奈良旅行記】
京都で森見登美彦めぐりをした次の日は、奈良に行きました。
修学旅行みたいですが、息子が「鹿男」のファンで、どーしても鹿が見たいと…

奈良の鹿は、悠々としていました。土産店の中にも平気で入っていっちゃったり。
ぼんやりしていると、話しかけられてしまいそうです。

ちょうど出産シーズンを終えたところで、小さな赤ちゃん鹿も。 うう、かわゆい。
右は春日大社で。出産を控えた雌鹿が、囲いに入り込んで、おみくじを食べています。
奈良では、やはり鹿は神の使いなのか、タブーはないようです。

作中に出てくる「黒塚古墳展示館」にも行ってみました。

なるほど、ここに隠せば三角縁神獣鏡も見つかりにくい。(これはドラマでのストーリー)

展示館の横には「黒塚山古墳」があります。
登って、なだらかな山並みを見渡すと、卑弥呼の時代につながる場所なのだと感じます。

次の日は一日かけて、興福寺・大仏殿・二月堂・春日大社などまわりました。
奈良は、京都と比べて、お寺や仏像も、どっしりとしています。
「古代」という時代を、しっかり抱えているからでしょうか。

ホテルで、ドラマ「鹿男あをによし」のロケ地を紹介するパンフレットをもらいました。
でも、あんまり回れなかったんですよね… 残念。。。

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