倉阪鬼一郎

【怪奇十三夜】倉阪鬼一郎

表題作を含む13編。倉阪氏2冊目の怪奇短編集。
【活字狂想曲】連載中の92年に出版。 現在、販売の取り扱いなし。

日常の裂け目から怪奇が滲み出す話から、
後半にいたっては裂け目がどんどん広がり、ついには破滅が宇宙を呑み込んでしまう。
シカフのレビューでも書かれていましたが、徹底的に破壊しつくす…、
これが倉阪ワールド?
かなりマニアックな怪奇の世界に、脳髄にヌラヌラした蛸状の怪物が絡みつくような、
なんともいえない気分になれます。

■収録作品
鬼祭/絶句/階段/人文字/幻小路/地球儀/怪奇十三夜
夢でない夢/人肉遁走曲/禿頭回旋曲/七人の怪奇者/異界への就職/猟奇者ふたたび
(2008.11月25日読了)

倉阪鬼一郎

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【活字狂想曲】倉阪鬼一郎

活字狂想曲
怪奇作家の長すぎた会社の日々

自らを現実不適応者といいながら、11年間校正者として会社勤めを続けた「暗坂」くんの記録。
駅のホームで昭和歌謡を口ずさんだり、頭の調子が悪くなって職場を凍らせたり、
焼き芋屋の「おいもちゃんだよっ!」にくらくらしたりしながら、日々を送る暗坂くん。
「俺は切れてるんだよ!」の名言も飛び出したりするけれど、根は非常にマジメ。
マジメでマトモなために、組織に馴染むことがない。

そういえば「一字一句も変えずにお願いします」と(エラソウに)念押しされた原稿の一行目が
『始めての方へ』-だったことがあったなぁ。(回想中)
「ちゃんとした原稿を作れないのか、バカ!」 ← 暗坂くん、その通り! 
(2008.10月27日読了)

シカフの【活字狂想曲】のレビューはこちら
ほんとに笑えたよ。倉阪氏、面白いね。

倉阪鬼一郎

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