ウォールアート/ベストスタッフ/タップ/ラリー/オリキ 世界堂出版に就職して二ヶ月、白戸修はイラストレーターに届ける筈の塗料スプレーを抱え 道に迷っていた。夜中で人通りもなく、住所を確認しようにも一帯は醜悪な落書きで覆われて いる。中野が鬼門の白戸は、案の定、塗料スプレーを証拠に落書きの犯人と疑われてしまう。 白戸は疑いを晴らせるの …続きを読む
大倉崇裕
大学入学早々、部員はたったの2人、廃部寸前の落語研究部に、 名前が「オチケンだから」と入部させられた、越智健一。 浮世離れした落語の天才・岸と、武道の達人で美青年の中村、 2人の先輩にいいように振り回され、バラ色の学生生活はおろか、単位も危うい有様。 前作「オチケン!」に続き、またまた事件発生! どうなる、越智健一〜!! 大学内で起 …続きを読む
推定400万円、途方もない値段がついた30年前のプラモデル。 「幻の?」をめぐって、怪獣好きのヤクザ、コレクターの私立探偵、 モラル不在のオタクたちが争奪戦をくり広げる。 一般人には、はかりしれないオタクの世界観が、リアリティーたっぷりに語られます。 それもそのはず、作者の大倉氏自身が、筋金入りのマニア歴35年。 表紙の怪獣フィギュ …続きを読む
事故を機に山に背を向けた草庭は、大学時代のパートナー・安西に誘われ三年ぶりに 山に登る。安西に山を続けろと言われるが、草庭は返す言葉がなかった。その安西が 滑落し行方不明となる。マッキンレーを極めた程の男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で 滑落したのか。事故と思うことが出来ない草庭は、安西の滑落の謎を調べ始める。 謎が解けた時の見えないパ …続きを読む
山岳捜査官・釜谷亮二 生還/誤解/捜索/英雄 山岳捜査官とは、遭難救助隊が不審な点のある遺体を発見した場合に登場する いわば、山の鑑識係である。四月中旬の黒門岳。ダウンジャケットを、握り締めた ナイフで雪面に刺し貫いた女性の遺体が発見された。彼女の死の真相とは? 表題作「生還」を含む、短編連作集。 【無法地帯】や【警官倶楽部】での …続きを読む
警官倶楽部。それは、鑑識・尾行・銃撃等の技を持つ警官愛好マニア集団である。 仲間の借金返済のため、カルト教団から裏金を強奪した直後、誘拐事件が勃発。 予想外の展開に仲間も応援に駆けつけるが、裏金=身代金は奪われてしまう。 カルト教団の逆襲、ヤミ金融の取り立て、誘拐犯からの裏金奪回。事件が事件を 呼び、雪だるま式に敵が増える中、警官倶 …続きを読む
400万円のプレミアムがつく、幻のプラモデル「ザリガニラー」争奪戦。 正統派怪獣バカのヤクザ・大葉、筋金入りの食玩コレクターの私立探偵・宇田川、 モラル無しのオタク青年・多々見。仁義なき戦い。そして、その真の目的は? 一気読みでした。氏の本は、【白戸修の事件簿】に続き、またも読み味がいい。 主役を張る両雄-大葉と宇田川のそれぞれの相 …続きを読む
中野が鬼門の「巻き込まれ探偵」または、「お人好し探偵」の連作短編集。 警察雑誌編集部に勤めていた著者ならではの視点と、簡潔で無駄のない 説明くささを感じさせない文章で、未知の世界をのぞけます。 後味が爽やかなのは、白戸修の人の好さが説明的ではなく、他人との 会話でさりげなく書かれているからと、頑なさがないからでしょうか。 …続きを読む



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