大倉崇裕

ウォールアート/ベストスタッフ/タップ/ラリー/オリキ 世界堂出版に就職して二ヶ月、白戸修はイラストレーターに届ける筈の塗料スプレーを抱え 道に迷っていた。夜中で人通りもなく、住所を確認しようにも一帯は醜悪な落書きで覆われて いる。中野が鬼門の白戸は、案の定、塗料スプレーを証拠に落書きの犯人と疑われてしまう。 白戸は疑いを晴らせるの …続きを読む
シカフ
(2010年7月28日)

大学入学早々、部員はたったの2人、廃部寸前の落語研究部に、 名前が「オチケンだから」と入部させられた、越智健一。 浮世離れした落語の天才・岸と、武道の達人で美青年の中村、 2人の先輩にいいように振り回され、バラ色の学生生活はおろか、単位も危うい有様。 前作「オチケン!」に続き、またまた事件発生! どうなる、越智健一〜!! 大学内で起 …続きを読む
たこΩ
(2009年7月 8日)

推定400万円、途方もない値段がついた30年前のプラモデル。 「幻の?」をめぐって、怪獣好きのヤクザ、コレクターの私立探偵、 モラル不在のオタクたちが争奪戦をくり広げる。 一般人には、はかりしれないオタクの世界観が、リアリティーたっぷりに語られます。 それもそのはず、作者の大倉氏自身が、筋金入りのマニア歴35年。 表紙の怪獣フィギュ …続きを読む
たこΩ
(2009年5月31日)

事故を機に山に背を向けた草庭は、大学時代のパートナー・安西に誘われ三年ぶりに 山に登る。安西に山を続けろと言われるが、草庭は返す言葉がなかった。その安西が 滑落し行方不明となる。マッキンレーを極めた程の男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で 滑落したのか。事故と思うことが出来ない草庭は、安西の滑落の謎を調べ始める。 謎が解けた時の見えないパ …続きを読む
シカフ
(2009年1月19日)

山岳捜査官・釜谷亮二 生還/誤解/捜索/英雄 山岳捜査官とは、遭難救助隊が不審な点のある遺体を発見した場合に登場する いわば、山の鑑識係である。四月中旬の黒門岳。ダウンジャケットを、握り締めた ナイフで雪面に刺し貫いた女性の遺体が発見された。彼女の死の真相とは? 表題作「生還」を含む、短編連作集。 【無法地帯】や【警官倶楽部】での …続きを読む
シカフ
(2008年12月15日)

警官倶楽部。それは、鑑識・尾行・銃撃等の技を持つ警官愛好マニア集団である。 仲間の借金返済のため、カルト教団から裏金を強奪した直後、誘拐事件が勃発。 予想外の展開に仲間も応援に駆けつけるが、裏金=身代金は奪われてしまう。 カルト教団の逆襲、ヤミ金融の取り立て、誘拐犯からの裏金奪回。事件が事件を 呼び、雪だるま式に敵が増える中、警官倶 …続きを読む
シカフ
(2008年5月 7日)

400万円のプレミアムがつく、幻のプラモデル「ザリガニラー」争奪戦。 正統派怪獣バカのヤクザ・大葉、筋金入りの食玩コレクターの私立探偵・宇田川、 モラル無しのオタク青年・多々見。仁義なき戦い。そして、その真の目的は? 一気読みでした。氏の本は、【白戸修の事件簿】に続き、またも読み味がいい。 主役を張る両雄-大葉と宇田川のそれぞれの相 …続きを読む
シカフ
(2008年3月 3日)

中野が鬼門の「巻き込まれ探偵」または、「お人好し探偵」の連作短編集。 警察雑誌編集部に勤めていた著者ならではの視点と、簡潔で無駄のない 説明くささを感じさせない文章で、未知の世界をのぞけます。 後味が爽やかなのは、白戸修の人の好さが説明的ではなく、他人との 会話でさりげなく書かれているからと、頑なさがないからでしょうか。 …続きを読む
シカフ
(2008年2月 5日)

30年の付き合いの果てに
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