桜宮市に住む山咲みどりは、結婚後まもなく夫を喪い、ひとりで娘を育ててきた。 その娘は、東京で産婦人科医として働くようになり、今は独り暮らし。 趣味の俳句を楽しみながら、静かで穏やかな日常を送っている。 そんなある日、娘から代理母として、自分の子どもを産んでほしいと頼まれ。。。 娘の名前は、曾根崎理恵。 これは【ジーン・ワルツ】のもう …続きを読む
海堂尊
カラダの地図を描こう カラダのひみつを解き明かし、カラダの地図を手に入れよう。 これ一冊で、カラダのすべてがざっくりわかる! 細かいところは、ひょっとしたら少しいいかげんだけど、でもだいたいは正しい。 上記の言葉で始まる、まさにカラダの全てが大雑把にかわる、取扱説明書です。 序論/総論/各論/概論/ トリセツが、学問の基本形の枠組 …続きを読む
【チーム・バチスタの栄光】に登場した「バチスタ手術」。この手術を国内で初めて行った須磨医師の心臓外科医としての道のりが、海堂尊によって語られている。 『天から寵愛される須磨』という文章が、須磨医師のターニングポイントごとに出てくる。 現状をしっかり把握していることが、次のステップへの最良の選択に彼を導く。それはいつも意表をついたもの …続きを読む
舞台は、無計画な観光事業で破綻寸前の極北市。市立病院も累積赤字で風前の灯…。 道内の大学病院からやってきた今中外科医は、ヤル気を失ったスタッフたちと、ずさんな医療に愕然とする。冷たい目で見られながらも病院を立ち直らせようとする今中だが、コトは簡単には進まなかった。 そこに、一筋の光をもたらしたのが、厚生省から隠密で医師として派遣され …続きを読む
財政困難な極北市民病院に、極北大から派遣された外科医の今中。驚いたことに 極北市民病院は医師不足に加え、病棟もひどい状態だった。看護師達に反発され ながらも、あるべき医療を今中が地味に貫いている最中に姫宮が現れた。姫宮は、 昨秋、極北市民病院で起こった妊婦死亡事案に対応するため、院内医療事故調査 委員会を設置することがミッションだと …続きを読む
桜宮デパートの大火災。当時ICUの研修医だった速水は、たった一人で、次々と運び込まれるけが人に対応することに。 読みたかった速水の原点が描かれた、書き下ろし「ジェネラル・ルージュの伝説」。 他、海堂尊の年表、登場人物の相関図と作品の年表などなど、データが盛りだくさん! あの作品に出ていた人物が、あっちこっちに顔を出し、 時間を遡って …続きを読む
曾根崎薫くんは、中学1年生。やや落ちこぼれ。好きなものは漫画誌「ドンドコ」と歴史。 そんな薫くんが、隠れた天才児を探し出す「潜在能力試験」で、全国1位になる。 この試験は、世界的なゲーム理論学者であるパパが問題を作成したもので、 パパはうかつにも、作成中のテスト問題を、薫くんに試していたのだ。 注目されたあげく、文科省のエリート養成 …続きを読む
ジェネラル・ルージュの伝説/海堂尊以前以後/自作解説/海堂尊ワールド 【ジェネラル・ルージュの凱旋】から遡ること15年。1991年4月、田口公平・神経内科、 速水晃一・総合外科、島津吾郎・放射線科に、それぞれ入局した年の10月。病院長を はじめとするベテラン医師達は国際学会や講演会に出席のため不在、 ICUに至っては 医師は速水一人 …続きを読む
東城大学医学部付属病院の田口公平医師は、神経内科万年講師の他にもう一つ リスクマネジメント委員会委員長の顔を持つ。高階病院長の名代で厚生省の会議に 出席することになった田口だが、出席依頼者は厚生省のはみ出し技官・白鳥圭輔。 会議で東城大の現状説明をする、その一回だけの参加と思っていた田口であったが 更に上位の検討会に招聘され、雪だる …続きを読む
1988年夏、医鷲旗(東日本医科学生体育大会・剣道部の優勝旗)を巡り、 2人の天才、東城大・速水晃一と帝華大・清水吾郎が、凄絶な火花を散らす。 ジェネラル・ルージュこと速水と、【ジーン・ワルツ】の清水の、 剣道に没頭した医学生時代。 剣道のお話です。 【ブラックペアン1988】と同時期。 高階院長も剣道部の顧問として登場。 2人の剣 …続きを読む
国内トップの帝華大医学部の産婦人科医、 人工授精のエキスパートである曾根崎理恵をめぐって、 不妊治療・代理母・医師の不足などなど、現在の産婦人科が抱える問題を描く。 産婦人科がテーマということで、曾野綾子【神の汚れた手】を思い出しました。 その当時より不妊治療が発達し、出産にからむ問題は、さらに混迷しているようです。 しかも、産婦人 …続きを読む
舞台は、霞ヶ関・厚生省の会議室。 【螺鈿迷宮】のあとになる話で、【東京都二十三区内外殺人事件】もちょっとだけ絡んでます。 今回のキーパーソン「彦根」は、例の卒業麻雀で田口・島津・速水と卓を囲んだ「後輩」。 お、コイツも出てきたか、とリンク好きには嬉しいところ。 田口・白鳥コンビも登場しますが、事件も謎解きもナシです。とにかく会議、会 …続きを読む
終末期医療の新しいシステムが注目を集める、碧翠院桜宮病院。 しかし、その病院には黒い噂が絶えなかった。 東城大学・医学部に通うも落第を繰り返す天馬大吉は、 幼なじみの新聞記者・別宮葉子にはめられ、桜宮病院にボランティアとして潜入。 医学への疑問がふっきれずにいた天馬が見たものは。。。 【ジェネラル・ルージュの凱旋】で黒い影をちらつか …続きを読む
「チーム・バチスタの栄光」から、20年遡った東城大学医学部付属病院。 新しい技術に外科手術の未来を託そうとする高階講師と、本来の技術の向上こそが外科医の本分とする佐伯教授の確執を中心に、「医者とは」「外科医とは」と問いかける。 高階病院長も、昔は若かったんですねー。とんがってます。 田口センセ、「ナイチンゲール」の放射線科医・島津、 …続きを読む
【医学のたまご】 > 田口&白鳥シリーズとリンクしています。 曾根崎理恵という、東城大学医学部卒の産婦人科医が主人公のお話。 人工的な授精や代理母による出産。現実にもあった産婦人科医の逮捕、その余波を 受けた産婦人科の現状に対する著者の憤り。そんなものが詰まってる気がします。 シカフ個人的には、最後は白黒つけずグレーのままで良かっ …続きを読む
潜在能力試験で全国1位になり、東城大学医学部総合解剖学教室に飛び級で通うことと なった主人公の曾根崎薫、14歳。実は、その試験問題は世界的なゲーム理論学者の父・ 曾根崎伸一郎の作ったものだったのだー 友人達のバックアップを受け、薫は研究室に通い始める。そして、ソネザキ・バンドの検出。 それが、すべての始まりだった。利己的なオトナの都 …続きを読む
ICUのボス、桜宮市の救急医療のヒーロー、「ジェネラル・ルージュ」こと速水部長が、 長年にわたって、製薬会社から賄賂を受け取っているという、告発文が届けられる。 速水部長を告発したのは、いったい誰なのか。 真相は…? 【ナイチンゲールの沈黙】と同時期に起きた事件が描かれている。 愚痴外来・田口センセをはじめ、正義のお邪魔虫・白鳥室長 …続きを読む
〜Ai が拓く新しい医療〜 海堂氏の医療系エンタテイメント小説には、一貫したテーマがあり、 それを専門的に説明しているのが、この本。 医療系の専門書で、かなり苦労して読みましたが、 現在の日本が抱えている、死因不明な「死」の弊害、 それらの死因を解明するシステムがない現状などが、私なりに分かりました。 対談に登場する白鳥室長に、けな …続きを読む
〜Ai が拓く新しい医療〜 日本の解剖率2%台は、先進国中ぶっちぎりの最下位。 厚生労働省・白鳥圭輔室長、独占インタビューという進行です。 これは 「白鳥室長のインタビューですから」 というオブラートに包まれた、氏の本音。 ああ、この人はこれが言いたくて、一連の作品を現役病理医とは思えない程の速さで 書き進んでいるんだなと、アツいも …続きを読む
【チーム・バチスタ】の続編ということで、あの軽妙なタッチを期待していたんだけれど。 ミステリーとしては単純だし、枝葉ばかりが悪目立ちな感じ。 まあ、ねっちょり白鳥に振り回される田口センセは健在、 白鳥と対峙する「加納」なるキャラも登場して、賑やかです。 加納警視正の部下(?)・玉村と、田口センセの切なく絡み合う視線も、楽しめました。 …続きを読む
“ブラックペアン”をキーに学内権力抗争と若き日の高階先生を、世良という外科研修医の 視点で書かれた作品。多くを書くと、ネタバレしてしまいます。 【チーム・バチスタの栄光】の高階病院長の基本構造の一片が、わかります。でも、主人公で ある世良先生は、現行の東城大学医学部付属病院にいたかなぁ。記憶にはないんだけれど。 勿論これ単体で読んで …続きを読む
画:アルマジロひだか氏 東城大学医学部付属病院神経内科医・田口公平は、同病院のリスクマネジメント 委員会委員長でもある。ある日、高階病院長の名代=白鳥厚生技官のご指名で 霞ヶ関の会議に出席するハメになってしまった。東京に向かう車中、ふと目覚めて 伸ばした腕に何か ぐにゃ?としたものが・・・隣の席で眠りこけている白鳥だった。 田口 …続きを読む
「このミステリーがすごい 2008年版」掲載の海堂尊氏、田口&白鳥シリーズ書き下ろし。 タイトルは【東京都二十三区内外殺人事件】。 白鳥の陰謀(?)で、東京へ出張した田口が、案の定、事件に巻き込まれる。 2夜連続、同じ公園の同じベンチで、死体に遭遇する田口。 この設定、なかなか面白い。 短編なので、結論はあっさり。 それがかえって、余 …続きを読む
清潔な白い壁。病院って、そんなイメージです。 そんな病院に、突然やってきて、ゴキブリ並みに高性能の触覚を蠢かしつつ、 竜巻のごとく人間関係をひっかきまわし、問題を解決し、ちょっとしたキューピッド役までやってのけ、 散らかしまくった自分の巣を、「片付けておいて」と一言残し、あっさりと去っていく。 強烈なキャラクター、白鳥圭輔。 名前が全 …続きを読む
田口&白鳥シリーズ第3段。 これは、【ナイチンゲールの沈黙】 との同時進行なんですねぇ。 日常業務でヒィヒィ言っているシカフには、こっちとあっちを同時進行で解決なんざぁ 有り得ませんって。田口センセが、第三者から見て 「やっぱりこいつは、根性悪っ」 と 思われる場面が笑えます。なんだかんだ言って、最後が気になり一気読みです。 これか …続きを読む
田口センセの、一人称ぢゃ、なーい。 田口センセの一人称突込みが、好きだったんですよー。 まぁ、話的には田口センセの一人称では進めきれないのも、わかります。 容疑者側より探偵側の人間が多く、田口センセのバック、人物紹介しときましたって 感じを受けました。これから起こる大事件の為の、プロローグ。奥に緊張感を漂わせ、 死に面した人のシビ …続きを読む
田口センセが、好きです。まぁシリーズ化して、もっといい味を出していって欲しい。 ラストは微妙ですが、ま〜犯人以外は皆いいシト。 …続きを読む



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