【アイの物語】山本弘

アイの物語
人工知能をもつマシンが支配する未来の地球。
人間の数は激減し、21世紀までの繁栄は見る影もなくなっていた。
マシンのアイビスは、主人公であるヒトに伝えたいことがあるという。
アイビスが語る、かつてヒトが作った6つの物語。7つめはアイビス自身の物語であり、ヒトとマシンの真実の歴史だった。
緻密に構成されたヒトと人工知能、そして仮想空間の歴史。
7つの短編は、それぞれ充分な読み応えがあり、面白い。
人工知能の献身的な優しさは長谷敏司【あなたのための物語】に通ずるものがある。
ヒトの夢がもつ豊かなイメージと、不完全な精神と肉体。
この結末は、ヒトにとって、ハッピーエンドなんだよね?
あまり話題にはならないけれど、日本のSFは面白くなってるし、進化を続けてる。
明るい気持ちで読めるので、オススメ。
(2011.2月14日読了)

山本弘

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