【炎の謎】ヘニング・マンケル

炎の謎
夏休みのおすすめ本の棚で「ヘニング・マンケル」の文字が目に入り、あれ?と思って借りました。
モザンビークに住むソフィアは14歳。12歳の時に地雷で、姉・マリアと両足を失っている。
これから好きになる男の子を想像して、その子は両足が無いことをどう思うだろうか気になっている。勉強には自信があるけれど学校に通うお金も心配。キレイな顔とスタイルの姉・ローサが大好きだけれど、やっかむ気持ちもある。
母とローサと弟2人の家は貧しく、明日はどうなるのか不安がつきない。
これ以上悪いことは起きないようにと願うのに、そうはいかない。
明日食べるものにも不安な毎日だけれど「毎日一度は笑わないと生きているとはいえない」と、笑うネタを探しては笑い、隣にいる人を大切にしながら暮らしている。
この本のテーマは、さらに別の深刻な状況を訴えているけれど、ソフィアの語りは絶望と希望を繰り返しながら、自然だった。
息づかいが聞こえてくるような文章を読みながら、ソフィアたちに悪いことが起きませんようにと、心から願う。
この【炎の謎】はシリーズの2冊目、【炎の秘密】の続編にあたるそうだ。
この物語はフィクションであり、ソフィアは地球のどこかで今日も暮らしている。
今、何歳になっているんだろう。
(2010.9月8日読了)

ヘンニグ・マンケル

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