【ペンギン・ハイウェイ】森見登美彦

ペンギン・ハイウェイ
『ぼくはたいへん頭が良く、しかも努力をおこたらずに勉強するのである。
 だから、将来はきっとえらい人間になるだろう。』
出だしはこうである。大学生じゃないようだ。しかも腐れていないぞ…?
主人公のアオヤマくんは小学4年生。海辺の町まで2時間かかる新興住宅地に住んでいる。
アオヤマくんは、日々、色々な研究をして、それをノートにまとめている。
ある朝ナゾのペンギンの集団が現れ、アオヤマくんは、友だちのウチダくんとペンギンがやってきた道を探しにでかける。
ねじれた異空間が出現する、SFテイストなファンタジー。
歯科衛生士のお姉さんに恋をして、お母さんのおっぱいとお姉さんのおっぱいに対する気持ちの違いに悩む小学生の日常?のような、非日常?のような。
アオヤマくんは、探検をして、研究をして、恋をして、成長する。
【恋文の技術】に登場する間宮少年も小学4年生だったっけ。
アオヤマくんたちの探検に小学生だったころの夏休みを思い出す。
果てしなく続いていくような夏の情景、いいもんだなあ。
(2010.6月28日読了)

森見登美彦

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コメント&トラックバック
  1. lazyMiki  

    夏休みの物語って、なんか魅力的なものが多いですね。
    「夏休み」ってもの自体が、学生時代にしか経験できない究極の期間限定品だからでしょうか。
    ・・・ても、自分がまだ学生だった頃すでに「どらえもん」マンガでは夏休みの話が好きだったりしたっけ。
    アオヤマくん、今のところは「末は博士か大臣か」って感じの有望な少年ですよね。
    雑菌に汚染されないことを切に望む〜。

  2. たこΩ  

    「究極の限定品」ホントですよね〜
    もし今「さあ一ヶ月夏休みをとってください」と言われたら、喜べるかどうか…
    しかも、すでにノビ太ではなく、ノビ太のママの立場でもあるので、
    夏休みは有り難くない存在になっています。
    ああ、なんて贅沢なんだろう「楽しい夏休み」
    将来有望なアオヤマくん、
    目指す大学は、西の横綱K大でありましょう。
    そして…
    竹林ビジネスを始めるか、G.CUBEを作って友人宅に投げ込むか、延々と続く四畳半をさまようか…
    う〜ん、たいへんだァ。そっちへ行っちゃ危ないよ〜 > <

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