【制服捜査】佐々木譲

制服捜査
道警の不祥事を受けた大移動で、札幌の刑事課から十勝平野の小さな町の駐在所に移動となった川久保巡査。
逸脱 / 遺恨 / 割れガラス / 感知器  / 仮装祭
五つの短編の中で起こる、それぞれの事件。
表面上はのどかで平和な田舎町の隠された姿を、元刑事の勘が探り当ててゆく。

次第にハードになってゆく田舎町の事件。そのなかで、ホロリとさせられる川久保巡査の情の篤さ。巡査という立場ゆえ、表立った捜査ができない川久保巡査。それでも、真相究明に動こうとする。最後の「仮装祭」で、まさに「仮装」していた町の有力者たちの姿には驚かされた。

この川久保巡査の話は【暴雪圏】へと続いていく。
あいかわらず、事前の情報収集がなってなくて、読む順序が逆でしたが、【暴雪圏】と【制服捜査】では面白さのツボが違っていました。
こちらの方は社会派、【暴雪圏】はサスペンスですね。
(2009.1月25日読了)

佐々木譲

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コメント&トラックバック
  1. トラックバック: 日記風雑読書きなぐり

    佐々木譲 『制服捜査』 新しい切り口の警察小説だ。

    『うたう警官』で著者の新ジャンルでの復活を感じたものだから昨年発表のこの『制服捜査』を手にとった。「これが本物の警察小説だ!」と帯封にあったが、本物か…

  2. トラックバック: とにーのブログ

    「制服捜査」(佐々木譲著 新潮文庫)

    ひとつの職場に長い間在籍しないように決定した北海道警察の方針により、志茂別町駐在所に単身赴任した元刑事・川久保篤巡査部長の物語である。

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