【宵山万華鏡】森見登美彦

宵山万華鏡
京都祇園祭、宵山。
どこまでも続く露店の灯、行き交う人々の熱気、街ごと呑み込む喧噪。
ノンキに浮かれ歩いているうち、ふっと異界に連れてゆかれ、、、

宵山姉妹/宵山金魚/宵山劇場/宵山回廊/宵山迷宮/宵山万華鏡
6編それぞれの語り手が、宵山の夜の中でつながっている。
迷子の幼い姉妹、大仕掛けのバカバカしい悪戯、
宵山の1日から脱け出せなくなるタイムパラドックス、
祭りの雑踏のなかで娘を失った父親。。。
雑踏、熱気、行き先を見失う不安、、、 祭りの夜が、凝縮されています。
日常と異界のあいまいな境界線、【きつねのはなし】に近い印象です。

ここに登場する乙川と、伊坂幸太郎【砂漠】の西嶋、似てませんか??
超マイペース人間。 時代は、彼らを求めている?
「宵山金魚」の藤田くん、なんて贅沢な宵山の夜。うらやましーい。
(2009.7月19日読了)

森見登美彦

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