【蝉しぐれ】藤沢周平

蝉しぐれ
藩主の跡取りをめぐる陰謀に父を謀反人として失った、文四郎少年の成長が、
清流と雑木林、豊かな稲田に囲まれた城下町の、めぐりゆく四季の情景なかで描かれる。
裏切ることのない、友情。
幼なじみのふくとの淡い初恋、その切ない結末。
忍苦の日々のなかで、文四郎を支えた剣の修行。

淡々と静かな筆致で描きだされた、重みのある迫力。
胸いっぱいにさせられる、文四郎の誠実さ。
あまりにも美しい小説を読んでしまって、次の本に取りかかれなくなってしまいました。
(2009.4月2日読了)

藤沢周平

トラックバックURL:http://kalapanic.com/2009/04/post-1570.php/trackback

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>