【四畳半神話大系】森見登美彦

四畳半神話大系

「大学三回生の春までの二年間、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう。」

そんな主人公が体験する、時間と空間が奇妙に交錯した、摩訶不思議の四畳半の物語。

古風で、コミカルな、モリミー調で語られる、SF風味の青春小説。
文中で、同じフレーズが「コピペ」のごとく繰り返される。
「あれ、この文章さっきも読んだ?」と思いながら読みすすめると、
そこで描かれる場面が、このパラドックスの交差点となっているのが分かってくる。
その交差点ごとに、少しずつ変化していく主人公の感情がうかがえる。
とても、凝った仕掛けの物語。

最後のオチに、じんわり。 脱帽! お見事!

森見登美彦

トラックバックURL:http://kalapanic.com/2008/04/post-1755.php/trackback
コメント&トラックバック
  1. トラックバック: 読書感想文 と ブツブツバナシ

    「四畳半神話大系」森見登美彦

    「四畳半神話大系」森見登美彦
    大学三年になるまでの2年間、
    実益になることは何もしてこなかった、
    そんな主人公は、
    一年の春の”選択”を思い起…

  2. トラックバック: 新・たこの感想文

    (書評)四畳半神話大系

    著者:森見登美彦
    四畳半神話大系 (角川文庫 も 19-1)(2008/03/25)森見 登美彦商品詳細を見る
    私は大学の3回生。これまでの生…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>